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回想/2006.11.12−27 入院雑感(記録) 2006年11月12日。それは、またある日突然やってきました。 いまだから言えるけど、悪いほうに転げていたら「突然死」に至っていました。幸いに、心臓は回復し「生還」できました。 遅ればせながら、これはその報告です。 この報告が、心臓病を患っている人、また、今から体内植え込み型除細動器(ICD)の手術を考えられている人、そんな人たちに何らかの形で参考になればと思っています……(これは、そのときにつけていたメモを基に書いたものです)。 ▲入院記録をつけていたメモ(手帳) ★<その1> 11月12日(日)・晴れ 午前10時過ぎ、地域で作っているソフトボールチームの今年最後の練習ということで、公園に集また。集合したメンバーは、総勢7人。まず軽くキャッチボール、ついでトスバッティング、ノック。 公園では野球は禁止となっているので、ほんとに軽くまね方やったという感じ。それでもノックでは、少し息があがり、ひと足先にあがる。約一時間ほどで終了。その後、しばし談笑し、今週末(18日)の納会を確認しあって散会した。 正午ごろ家に戻って、シャワーでも浴びて……と思っていたが、いつもはすぐに平常に戻る呼吸が、何となく少しおかしい。血圧を測ろうと思って血圧計を持ってきたが、あいにく電池切れ。 「オーイ! 電池が入ってな〜い。電池持ってきて〜!」 「おとうさん、自分で持ってきなさい」 自分で取ってきて入れ替えたが、電池が入ってない。 何だか、ますます胸が変な調子に……。額からは、冷や汗が……。 ここで妻がやっと異常状態に気がついた。脈をとってみる。ついで胸に耳をあてて心臓の音を……。 「お父さん緊急事態よ」 昨年の7月と似た状態だ。 それは昨年の夏、子供たちと福岡でプールに行ったときだった。 子供たちには負けられんと、競争をしたりして少々ハッスルしすぎた。 2時間ほどで、7〜800メートル位泳いだだろうか。少し息が上がっていた程度で、特に気にもしなかった。帰るときに、少し呼吸が変だったので、持病(喘息)で持参していた「気管支拡張剤」を2度ほど吸入した。 結果的に、これがいけなかったようである。車を運転して走り出し、しばらくすると冷や汗が出てきて、息も少し苦しくなり、不整脈が出てきたのを感じた。 途中で病院に寄ったが、あいにく循環器科の専門医が居なくて、救急車を呼びことに……。 不整脈、動悸、息苦しさ、冷や汗……、妻があとで言っていたが、心臓がバイブレーションのようだったといっていた(そのときの心拍数は、260回/分)。 救急車で、福岡大学病院の救急センターへ搬送され、すぐに全身麻酔をかけられ、対外式除細動器(AED)を使って救命処置がとられた。 その後、カテーテルアブレーション焼灼術を受け、入院して10日目に退院した。 状況が一変に変わって、「病院」「救急車」「○×△□」……。 「救急車はやめとこ」「救急車呼ぶより、歩いて行った方が早いヨ」「歩いて病院に行く」。 エレベーターで降りて、ゆっくりゆっくり歩いて市立Y病院へ向かう。すぐ前が「休日・急患センター」、4〜5分もしない内に到着。 入っていくと、受付の人が「受付をお願いします」「どうありますか?」……(ゆっくり受付している暇、ないちゅうんだ。早く診てくれ!)。 「血圧測ってください」……置いてある自動測定器で測るが、測れない。もう一度やるが、やはり測れない。 「これ、測れません」というと、「そんなことないんですが」といいながら血圧計を持ってきて測る。 ここでやっと、ことの異変に気づいた看護師さん、奥の部屋に連れて行かれベッドに寝かされる。 すぐに先生がやってきた。問診して、ベッドのまま「救急救命センター」の方へ移動させられた。 心室頻拍である。すぐに服を脱がされ、胸にいろんな計器の器具やらコードを付けられる。 「電気をかけますから、麻酔をかけます」「少しずつ眠くなりますけど、心配しないでください」 昨年の夏と同じように、周りがあわただしくなった。そうテレビでやっている「ER・救急救命室」のあの場面と同じだ、なんて思っていた。 昨年の7月の状況を再現していた。でも、不思議と本人は落ち着いている。不安も感じない。感じてもしょうがないと、頭のどこかに思っていたのかもしれない。また、第一そんな余裕がなかった。まったく不安がないことはなかったと思うが、不安をほとんど感じなかったのは事実。次第に、意識が薄れていった。 次に気がついたのは、4階救急病棟の個室の中だった。横に、女房がいた。 その日の夜、病室にやってきた主治医(女医)の先生いわく「今日は、ついていましたよ。大変だったんですよ」と……。 「心室頻拍」、対外式除細動器(AED)にて5回通電、その後、薬物投与により、心拍数230/分から洞調律に回復したとの説明を受ける。 今日は、急患センター・救命救急センターとも循環器科の先生が担当で、対応が早く、処置できたとのこと。看護師さんも「運がよかったですね」と……。 もちろんそのまま入院。今後の処置として、「植え込み式除細動器」の埋め込みを検討する旨の話を聞く。 ▼体には何本もコードがつけられました。11月12日午後10時過ぎ、すでに数値は正常に戻っていました。 いま気分は、変に落ち着いて、体はすこぶる快調(?)。今までのことがうそのようで、まるで台風一過のようだ。 (続く) |
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